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ホームステイを終えて
                  中学校3年

 この夏、僕は海外でのホームステイという、大きな挑戦をした。約3週間、アメリカの家庭に滞在させてもらうことが決まった時はワクワクした。どんな所でどんな生活が待っているのか考え過ぎて睡眠時間が足りなくなった。しかし、出発日が近づくにつれ、アメリカに行く実感が湧いてくると怖くなってきた。そんな気持ちのまま出発してステイ先のアーリントンに到着した。出迎えてくれたホストファミリーの優しい笑顔と手描きのウェルカムボードを見た瞬間、怖さが吹き飛んだ。滞在中、ホストファミリーの優しさには何度も励まされた。よいファミリーと出会う事が出来、僕は幸せだった。
 アメリカで僕は、沢山のことを学んだ。その中で一番印象に残ったのは、アメリカ人はボランティア精神に溢れているということだ。 
 アメリカで僕は、沢山のことを学んだ。その中で一番印象に残ったのは、アメリカ人はボランティア精神に溢れているということだ。
  平日の授業の一環としてフードバンクという場所に出かけた。フードバンクとは、働く場所がない、病気や怪我のために働けない等の理由で、収入を得られない人等に食べ物を分けてあげる場所だ。そこでは、とても大きいカゴの中に沢山の食品が種類別に分類されていた。そこで特別に仕事をさせてもらうことができた。運ばれてきた沢山の食品を決まったカゴにしまう作業だった。最初は、軽いお菓子や缶詰を運んでいたが、慣れてくると大きい袋にぎっしり詰められた砂糖を運んだりした。とても重く、大変だったが、誰かのためになることができたことが嬉しかった。この体験からもアメリカのボランティア精神を感じることができた。日本には、フードバンクのような機関はあるらしいが、あまり知られていない。僕も地域や学校で清掃作業などに参加する機会はあるが、アメリカほどではないと思う。アメリカ人のボランティア精神、優しさにはとても感動した。僕は、このアメリカの文化を見習うべきだと思う。日本では食べる物に困る人もいれば、多くの食品を食べきれずに処分する人や店もある。困っている人達の力になるためのフードバンクのような仕組み、場所がもっと出来ればいいと思う。
  これまでの僕は、軽はずみな発言で人を傷つけたり、自分がされて嫌な事を人にしたりしたこともあった。このアメリカでのボランティア活動を通して、誰にでも親切に優しくすることが出来るようになった。誰もが相手を尊重し、大切にすれば日本はもっと豊かな国になると思う。

  ホームステイでの目標を、将来の夢のヒントを見つけるとしていたが、それを達成することができた。今の僕の夢は、誰かの力になる仕事をすることだ。困ったり、苦しんだりしている人達の力になることで、日本を盛り上げ、アメリカのように優しく、にぎやかで楽しい国にしていきたい。

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