Home
青少年海外派遣
イベントレポート
Information



霧島市国際交流協会事務局
〒899-4394
霧島市国分中央3丁目45番1号
霧島市役所市民活動推進課国際交流G内
TEL:0995-45-5111(内線1531)
kokusaikoryu@po.mct.ne.jp

初めてのカルチャーショック
                高等学校1年

 今回のマレーシア語学研修で、『文化の違い』をテーマにしていた私。何となく食事と宗教関連くらいの違いぐらいだろうなと思っていました。しかし、いざマレーシアに着いてみると日本との違いの多いこと!!!!全部は多すぎたので、今回は私が受けたカルチャーショックの一部分をまとめたいと思います。
 私が一番初めにカルチャーショックを受けたのは2日目の「クアラルンプール市内観光」の最中でした。トイレ休憩の時です。マレーシアに着いてからそれまで、空港やホテルのトイレを使っていて、初めての公共トイレでした。入って一番に突っ込んだことは「え!?ホース!?」驚きと困惑で思わず固まってしまいました。「なんじゃこれ!?どう使うの!?」。その上トイレットペーパーがありません。そうです。マレーシアではホースで流すのが普通なのです。そしてトイレットペーパーを使うときは入口付近にある大きなものを共有。ビチョビチョのトイレは日本にもありますが、まさかホストの家のトイレもそうだとは思ってもいませんでした。トイレとシャワー室が一緒なのは知っていましたがホテルにあるような感じだとばかり。でも、紙で拭くのではなく水で流すのならばとても衛生的です。日本にもウォッシュレット式トイレがあります。しかし、やはりどうしてもマレーシアに行くときはポケットティッシュが手放せません……。
 二つ目は食事です。2日目の夜、初めてホストファミリーと食事に行った時。「辛っ!!そして、お冷じゃなくてお湯!?」。びっくりしました。中華系のホストファミリーだったので覚悟していたつもりでしたが、舐めてました。激辛料理にお湯はきつかったです。ですがこれが中華系の人たちには普通。お湯は体にいいから健康的ですね。
 そしてテーブル・マナー。箸かフォークとナイフだと思っていたのですが、スプーンとフォークでした。初めての組み合わせに戸惑う私。ホストファザーに「右手にスプーン。左手にフォーク」と教えてもらい、一番下の妹ちゃんの食べ方を見ながら食べていたのですが、結局見かねたホストが箸を注文してくれました。ぐぬぬ、悔しい……。そして箸が菜箸みたいで使いにくい。次は食事の回数です。マレーシアの人は一日6〜8回の食事をします。それなら一回一回の食事の量が少ないのでは……?いやいや、一食一食もガッツリなんです。そしてコッテリ。野菜が足りません。常にお腹いっぱい。日本人の私には少々きつかったです。極めつけはドリアン。鹿児島市の人たちと共に「うわっ」と口元を押さえました。今まで食べたことのない独特な風味でした……。
 三つ目は言語です。SFIの生徒の皆、「英語」「マレー語」「中国語」はお手の物。中には日本語などの他の言語を話せる人もいます。そして何より、たどたどしい日本語でも笑顔で積極的に話しかけてくれる。日本人は「喋れないから」と恥ずかしがって黙ってしまうのに、こんなにも違うなんて、と驚き凄いと思いました。ピンクモスクに行った時も、言語が違うたくさんの種類のパンフレットがありました。お店でも日本語で話しかけてくれる店員さんがたくさんいました。日本人は基本的に日本語しか話せません。三島先生の「日常的に使わないのだから話せないのも当然」の言葉に、私は、日本は国際的なのだろうかと疑問を持たずにはいられませんでした。
 この夏の8日間で新しい発見と新しい出会い、そして貴重な体験をすることが出来ました。まだしばらくこの高揚感は抜けそうにありません。マレーシアだけでなくヨーロッパの国々やアメリカへのホームステイ。もしくは日本に来た外国人の受け入れをして日本のことについて紹介する。この中のどれか、いえ何個も挑戦してみたいと思います。また新しい目標がたくさん生まれました。お忙しい中、今回の事業を企画、運営してくださった霧島市国際交流協会の皆様とマレーシアの豊富な知識を持って私たちに分かりやすく教えてくださった三島先生、受け入れをしてくださったSFI、中国学校の先生、生徒の皆様、ホストファミリー、旅行会社様、そしてマレーシアへ行かせてくれた両親、お世話になったすべての方々に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。

Copyright(C)2009 霧島市国際交流協会