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青少年海外派遣
イベントレポート
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新しい世界 
                 中学校2年


 僕はマレーシアという国を知りませんでした。世界のどこにあるか知るどころか、名前さえもよく知らない国でした。そんな国にどうして行くことになったかというと、霧島市青少年海外派遣生の募集があり、お母さんが知らない国に行って自分がどれだけ一人の力でコミュニケーションが図れるか試してみたらいいんじゃないと勧めてくれました。最初は家族の人と離れて一人で行くのは不安でしたが、外国には少し興味があったので参加を決めました。
 霧島市から僕を合わせて3人の生徒が行くことになりました。今年は少ない参加人数と聞きましたが、3人で仲良くマレーシアでの8日間を楽しく過ごしたいと思いました。
 出発日までに事前説明会があり、マレーシアの国について勉強しました。最初の印象は東南アジア諸国の様子を想像していました。きれいな景色が広がる街だなと思いました。ただ、マレーシアにはマレー系や中華系、インド系など多くの人種が住み、イスラム教を信仰している人が多いと知り、少し怖いと思いました。美しい風景やおいしそうな食べ物などが食べられる楽しみもあり、ワクワクする気持ちと不安が混ざったまま出発を迎えました。
 いよいよ出発の日。初めての国際線の飛行機に乗りました。長時間飛行機に乗るので落ちないか心配しました。でもしばらくすると機内ではテレビやゲーム・音楽など飽きないような工夫がされていて、国内線の飛行機とは設備が違い6時間のフライトは快適でした。機内食は2回食べましたが、和食や洋食があり、おいしかったです。快適とはいえ、マレーシアに到着したのは夜10時ごろだったのでやっぱり疲れました。それでも初めての外国は日本と違う空気や雰囲気で感動しました。
 2日目はホストファミリーと対面式がありました。初めて会う家族に僕は緊張して全く話ができませんでした。何をどう話したり伝えたりすればよいか分からなかったです。しかし、ホストファミリーは温かく僕を迎えてくれました。身ぶり手ぶりやゆっくりの英語で伝えてくれたので、次第に話ができるようになりました。過ごしているうちに出発前の不安はなくなりました。
 3日目からはセントフランシス学院やマラッカ中国高校の生徒と交流を深めました。鹿児島市の派遣生と共に伝統の遊びを楽しんだり歴史の勉強をしました。ボウリングをしたりパーティーに参加したりとても楽しい時間を過ごすことができました。言葉は通じなくても思いを伝える手段はいくらでもあるなと実感しました。僕たち霧島市の派遣生も2つの学校で日本の伝統的な遊びである折り紙と日本のアニメ文化で有名な曲を使ったダンスを合わせたパフォーマンスをしました。十分な練習はできませんでしたが、折り紙を折って見せたりプレゼントしたら大きな歓声があがりました。ダンスを踊っているときもおおきな手拍子があって盛り上げてくれてとても感動しました。喜んでいる姿が嬉しかったです。日本文化が少しでも伝わったことに達成感がありました。心が通じたような気がしました。
 こうしてあっという間に6日間の研修は終わり、心躍る時間は過ぎていきました。イスラム教の人が多いと聞いて不安だった気持ちはいつの間にか消え、優しさあふれるイスラム教の人が大好きになりました。イスラム教は怖い宗教ではないんだなと実感して、今まで怖いと思っていた自分が恥ずかしくなりました。
 いろいろな歴史があるマレーシアは多民族・多宗教・多文化ですが、それぞれの人が自分の置かれている立場をしっかり認めながら毎日を暮らし、いろいろな価値観を持つ人を受け入れて互いに協力しあって生活しています。僕は出発するまでは日本で知る外国の情報だけで決めつけていました。実際に行ったり体験することはこんなにも僕の考え方やとらえ方をガラッと変えてしまうのかと驚きました。
 今回の派遣は僕のこれからの目標や目的に向かって何かをする時に活かされると思いました。マレーシアに行って本当に良かったです。またいつか、マレーシアに行くことが僕の夢です。マレーシアで出会った人々に会いたいです。今年の冬、ホストファミリーが東京や大阪に来ます。その時に会えたらいいなと思います。今度は僕がホストになって素敵な体験をさせられたらな。また新しい世界が広がるかもな。

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