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言葉だけでは伝わらないもの  高等学校2年 

私は元々、英語が好きで得意なので、翻訳業に就きたいと思っている。その夢を叶えるためにはさらなる語学力が必要だと思い、マレーシア研修に応募した。
 そこでは、英語だけ話せてもダメだ、ということを痛感した。理由は、英語が一切通じない時もあったからだ。
 マレーシアに行く時は、韓国のインチョン空港を経由して行った。当然だが、ほとんどの人が韓国語オンリーで話していた。韓国語が日常会話程度しかわからなかった私は、相手が何を言ってもまともに理解してもらうことができなかった。今思えば、もう少し韓国語を理解しておけばよかったなぁ、と反省し、理解していく必要があると思った。
 また、英語以外の言語がわからないことによって、マレーシアに着いても色々な人達とコミュニケーションを取ることができず、今すごく後悔している。
 ホストやSFIの学生さんは英語で話しかけてくれたが、生徒同士の会話は中国語かマレー語で、その時は会話に混ざることができず、寂しかった。ホームステイの時も、ホストとホストシスターとは英語で話せていたが、ホストマザーとホストファザーは中国語しか話していなかったので、言いたい事を自分で言えず、いつもホストに通訳してもらっていたし、ホストがいない時はほとんど話ができなかったので、日常会話程度でもいいから中国語を勉強しておけばよかったな、と当時の自分に憤りを感じている。
 しかし、そんな時でもマレーシアの人達はとても親切で、私が中国語とマレー語が全くわからなくても、「これはこういう意味だよ」と道路の看板11つまですごく丁寧に説明してくれた。マレーシアは親日国だと出発前に叔母から聞いてはいたが、ここまでだとは思わなかった。改めて人の優しさにふれたので、これも良い経験だと思った。
 また、言葉にしなくても伝わるものがあるのだと実感した時もあった。
 SFIの学生さんと仲良くなった時に、真っ先に聞かれたのが、写真投稿アプリ「インスタグラム」を使っているかどうかだった。私はインスタグラムを使っていなかったので「ごめんね、使ってないんだ」と断った。帰国後、家族にそのことを話したら父が「写真だけだから、言葉が通じなくてもいろんな事が伝わるからじゃないかな」と言った。私は父の言葉に納得した。
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