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上海で過ごした九日間 高等学校2年
私は今回、中国の上海市嘉定区に九日間行ってきました。上海に行くのは三度目でしたが、ホームステイでは初めてだったし、霧島市から行くのは一人だったので最初は不安でした。でも上海に着くと、アメリカやドイツなど様々な国からたくさんの生徒が来ていて楽しい九日間になりそうだなと思いました。
まず私が驚いたのは、毎日ホテルに泊まって、ルームメイトはフランス人だったということです。フランス人と会うのは初めてだったのですが、同じ歳ということもあり、すぐに打ち解けました。でも、その子はスーツケースが中国に届いていないというハプニングで泣いていて、最初はどう接すればいいか分かりませんでした。海外に行くということは、こういう事態になることもあり得るんだと痛感しました。中国に行ってみて特に印象に残っていることは、学校訪問と雑技団を見に行ったことです。現地の学校に行って、一番ビックリしたことは、とにかく敷地が広かったことです。校舎にたどり着くまで遠いのでバスで移動し、校舎もたくさんあって、私の通っている高校とは比べ物にならないぐらいでした。学校の中では、伝統工芸品を作ったり、スクールバンドを鑑賞したりしました。伝統の楽器を演奏していて、日本のと似ているのがいくつかあり、私も体験させてもらいましたが、難しかったです。中国のゲームや習字もあり中国人生徒とも仲良くなることができました。雑技団は、本場で見るのは初めてでしたが、本当に感動しました。上海に到着したその日の夜に見に行ったのですが、疲れを忘れるぐらい素晴らしい構成と脅威の身体能力、バランス力で圧巻のパフォーマンスでした。見たことのない人はぜひ、人生で一度は見てほしいです。 私が中国で一番嬉しかったのは、毎日おいしい本物の中華料理が食べれたことです。ホテルでは、毎朝バイキングで、ワンタンと北京ダックが特においしかったです。ワンタンスープは私のお気に入りで、毎朝必ず三杯は食べていました。出来たての熱々スープに、口の中でとろけるような柔らかいワンタンのバランスが最高でした。今でも思い出すとお腹が空きます。そして、憧れだった回転するテーブルでの食事もありました。日本の中華料理店に比べて、品数が多く、最終的には皿の上に皿を重ねる状態になるほどたくさん運ばれてきて、食べきれませんでした。たくさん残してもったいないなと思いました。
私が一番苦労したことは、中国の詩を覚えて最後のセレモニーで発表したことです。発音がとても難しく、ホームビジットした中国人の生徒に教えてもらいました。日本語にはない発音、独特なイントネーションでとても苦労しました。でも発表した後に、いろんな人から、上手だった、といわれて嬉しかったです。私はこの海外派遣事業に参加するのは、中学生の時に行ったマレーシア、アメリカに続き三回目でした。でも今までとは全然違ったプログラムで新鮮な感じでした。中国の文化や伝統を学べることはもちろん、様々な国々についても知ることができて本当に良かったです。毎日ホテルに宿泊だったので、ホームビジットでペアの人の家に行ったり、家族と交流する時間は少なかったのですが、みんないい人で、本当に良くしてくださり、仲良くなることができてよかったです。
最終日は、日本に帰りたくない、もっとみんなと一緒にいたいという気持ちでいっぱいでした。もっとたくさん話せばよかったとも思いました。しかし、この事業を通して、いく前より積極的に行動できるようになりました。上海で過ごした九日間は、私にとって忘れられない思い出です。 |
