Home
青少年海外派遣
イベントレポート
Information



霧島市国際交流協会事務局
〒899-4394
霧島市国分中央3丁目45番1号
霧島市役所市民活動推進課国際交流G内
TEL:0995-45-5111(内線1531)
kokusaikoryu@po.mct.ne.jp

スリランカでホームステイをして    高等学校2年          

私は、スリランカでの国際協力体験事業に参加し、たくさんのことを体験しました。
 私がスリランカでホームステイをして、何が一番印象的だったかというと、ホストファミリーや、村の人々の温かさです。ホストファミリーは、初めて会ったときから手を繋いでくれ、「あなたは私たちの家族だ」と言ってくれて、すごく温かい嬉しい気持ちになりました。ホームステイしている間、どこか出かけるときも、親戚のお家にお邪魔するときも、ご飯を食べるために移動するときも、アンマー(お母さん)か妹のウシミラが手を繋いでいてくれました。村の人々は、自分のホストファミリーでなくても、気遣ってくれたり、知らない人でも、目が合ったら必ずニコッと微笑んでくれます。これは当たり前に思えますが、日本やほかの先進国ではなかなかない事なんじゃないかなと私は思います。私は、カナダに行ったことがあり、その時は知らない人と目が合っても微笑んでくれるということはなかったように思います。私は、違う国から来た人でどんな人かもわからないのに、微笑んでくれたことが嬉しくて必ず微笑み返しました。微笑んでくれた人の顔を覚えているくらい大切な思い出です。 私はスリランカでの青年海外協力隊の視察や、JICAスリランカ事務所訪問で、自分が知りたかった青年海外協力隊について詳しく学ぶことができました。また青年海外協力隊の方々と、日本食を食べながらの交流もありました。そのとき、私は保健師の女性の方のお話を聞くことができ、どんな活動を行なっているのか、これまでの活動で、発展途上国をどう思うようになったのか、など青年海外協力隊の視察のときに、質問できなかったことを踏まえて質問することができました。とても勉強になったので、これから先、自分がもし青年海外協力隊になったときに大事な知識として生かしていきたいと思います。
 4日間のホームステイ中に、スリランカの学校との交流会がありました。学校についた途端、子供たちの楽器を吹きながらのパレードが始まったり、花飾りを首に掛けてくれたり、花束をくれたり、ヤシの実ジュースをいただいたりして、歓迎されていることがよくわかり、すごく嬉しかったです。交流会では、小学生の子たちと折り紙をしたり、歌を披露したり、逆に、ダンスを披露してもらったりして楽しかったです。私は折り紙作りの担当で、みんなで子供たちに鶴の作り方を教えてあげたり、かぶとや箱などの折り紙をプレゼントしたりしました。子供たちの反応が良くて、もっと日本について教えたい、日本に来てほしいと思いました。可愛い子供たちの笑顔をみて、嬉しい気持ちになれました。この4日間のホームステイが終わるお別れの日、私は大号泣でした。たった4日間しかホストファミリーと過ごしていないのに、たくさんの温かさを感じ、「帰りたくない、もっと一緒にいたい」と思うようになりました。ホストマザーもいっしょに泣いていて、ホームステイ中も何度も言われた「また絶対来てね」をまた最後に言われて、すぐ会いに戻れないのが寂しくて仕方ありませんでした。
  1週間ほどのスリランカ生活はとても濃い思い出です。スリランカに来て、ホームステイをして青年海外協力隊について学んで、自分の中で得られたものはすごく大きいと思うので、将来の自分が選ぶ道に生かすことができたら良いと思います。今回の国際協力体験事業はとても良い経験になりました。

Copyright(C)2009 霧島市国際交流協会