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自分の英語で伝える     高等学校2年      

 今年の四月、私はこの海外派遣事業に参加するにあたって高校二年生は挑戦の年にすると決めていました。私にとっては今回が初めての海外だったので、出発するまで不安と期待で胸がいっぱいでした。そして出発日、最初から財布を忘れてしまうという大失態を起こしてしまいました。しかし、まだ日本だったので必要な分をもらうことはできました。
 マレーシアへ到着後、東南アジア特有の暑さを感じるのかなと思っていたが、「日本の夏よりも過ごしやすい」と思ったほどでした。とても驚きました。私はそこでコミュニケーションの難しさ、日本とマレーシアの文化の差、英語の重要さに気付かされました。
 私がマレーシアで体験したコミュニケーションの難しさは、現地で携帯電話を落としてしまったことから始まりました。どこで失くしてしまったのか考えたところ、まずリビングが怪しかったので最初はホストマザーに「私の携帯電話を知りませんか」と聞くと、携帯電話がなくなったことに驚き、返事は「私は捕ってないよ」というように受け取れました。私はただ知りませんか。と聞いただけだったけれど、英語では少し違うように解釈されてしまうのかなと思い、戸惑いました。その後、車を降りるときだったかなと思い、その事を自分の英語でホストに伝えるのに必死でした。ホストは嫌な顔一つせず一緒に探してくれました。どうにか伝わった時には、安心した気持ちと伝わり嬉しく思う二つの気持ちが重なりました。携帯電話は壊れてしまったが、それのおかげでこのような経験ができたと思うと今ではいい思い出です。
 日本とマレーシアの文化の差を強く感じたことは、ホストが学校では英語で、家族とはマレー語で話をするところです。三島先生もおっしゃっていたように日本人は日本語だけで話します。英語を学んでも話すことができない人が多く増える状況でいいのか疑問を持ちました。私も事業での自分の英語を振り返ってみると、自分の英語力不足を痛感しました。その他の文化の差は日本ではあやふやな宗教がはっきりと決まっていること、食事回数が五〜六食であること、トイレが有料のところがあることやSFIの生徒の制服が役職により異なることなどです。この他にもたくさんの発見がありました。これらの経験から自分の英語で伝えることは難しいと実感したが、携帯電話等に頼るのではなく、挑戦することがこれからの自分につながっていくだろうと思いました。  私はこの夏、八日間の海外派遣だったとは思えないような充実した日々を過ごし、様々な貴重な経験をすることができました。初めての海外が海外派遣事業でマレーシアで本当に良かったと心から思いました。
 最後に、今回私を受け入れて下さったホストファミリーの皆様、私の挑戦を承諾してくれた両親そして海外派遣事業関係者の皆様、一緒に参加した仲間の皆に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
 マレーシア人の優しさに触れ、たくさんの新たな経験をくれた素晴らしい事業でした。

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