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マレーシアでの貴重な時間     高等学校2年      

今回のホームステイで、マレーシアの人々の考え方や生活習慣、文化に深く触れることができ、貴重な体験をしました。私にとっては初めてのホームステイで、最初は楽しみと不安、両方の感情が入り乱れていましたが、今ではこの事業に参加することができて本当に良かったと思っています。
 私は今まで、マレーシアは多民族国家なので民族紛争や宗教対立が激しいのではないかと考えていました。しかし、それは私の勝手な偏見にすぎませんでした。実際は、人種や宗教が違っても互いに尊重し合えるすばらしい姿をもった人々がたくさんいるということがわかりました。また、ホストファミリーと過ごす時間は楽しく、マレーシアの生活スタイルを直接感じることができ、当たり前ですが日本との違いに、驚くこともありました。今回はその中でも特に印象に残っていることについて、二つ紹介しようと思います。
 一つ目は、言葉です。私のホストは中華系であったため、英語・マレー語・中国語の三ヵ国語が話せます。ホストと話していくうちに驚いたことは、それらの言葉を話す相手によって使い分けていたことです。マレーシアは多民族国家で、さまざまな人種の人が共存して暮らしているので人によって言葉を使い分けるのは普通だと言われました。多民族国家だから母国語以外も話せるという理由にも驚きを感じたし、もし日本があと数年の間に多民族国家に変わるとして、私は母国語以外も話せているのかと考えた時、話せるという自信はありません。だから、マレーシアの人々はすごいと思いました。
 二つ目は、食についてです。まず、驚いたことは日本では一日三食が基本だと思いますが、ホストの家では一日六食が基本だということです。しかも、量は毎回夜ご飯並みにあり、食べきれないこともありましたが、ご飯自体は美味しかったです。食事は毎回屋台のようなところでとるのですが、ある日の朝食の飲み物が、とっても甘くて温かいチョコレートだったのには驚きました。また、暑い国だからという理由もあるのかもしれませんが、基本食事の際には辛い料理と甘い料理の組み合わせが多いということを発見しました。
 このように、新たな発見や驚きなど数え切れないほどの体験をしました。それと同時に、自分の英語力の低さも痛感しました。伝えたいことがあっても英語がでてこない。そんな時もどかしい気持ちになったのは初めてでした。いつもは英語が一番の苦手科目だから、と言ってすぐに逃げていましたが、このままではダメだと思いました。自分が今何をすべきか、自分に足りないものは何か、再確認するとても貴重な時間となりました。
 この事業に参加できたことで私自身も少し成長できた気がします。最後に、この派遣事業に参加させてくれた両親、温かく迎え入れてくれたホストファミリーに感謝します。

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