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霧島市国際交流協会事務局
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ホームステイを終えて  中学校2年  

 ついこの前まで、出発準備に追われていたホームステイが、あっという間に終わりました。私はこの貴重な二十四日間を充実して過ごす事ができ、とても良い経験ができました。 
 まずは、日本からアメリカまでの約十時間の移動。初めて食べる機内食はおにぎりと果物で、音楽やテレビゲーム、映画などを楽しみながら快適な時間を過ごす事ができました。そして、大緊張したアメリカでの入国審査はチェック員が少し怖かったけど、ジェスチャー付きで質問してくれたので、とても分かりやすく安心しました。入国審査が終わると、ホストファミリーと会い、ホームステイ生活がスタートしました。
 ホストファミリーは、私の祖父母より少し年下位の夫婦で、とても優しく接してくれました。初めの頃の私は、「YES」や「NO」位しか言えず、うまくコミュニケーションがとれませんでした。それでもホストファミリーは、私が戸惑ったり間違った英語を使ってしまった時も、肩をポンポンとたたいて、「That OK」と、明るく優しい声で励ましてくれました。会話が伝わらない時は、ジェスチャーを付けて一生懸命伝え、それが伝わった時は本当に嬉しかったです。
 マザーは、日本食が好みのようで家には炊飯器もあり、そうめんや、ざるそばなどを作ってくれました。私が持っていった祖母の手作りの麦みそで、みそ汁を作ると、とても気に入ってくれました。帰る日にマザーからもらった手紙にも、みそがおいしかったと書いてあったので、とても喜んでくれていたようでした。ホストファミリーと、特に思い出に残っているのは、ファザーがボートの免許を持っていて、ボートに乗せてもらった事です。港でボートを借りるのかと思っていたら、家にあり、車の後ろにつないで、そのまま道路を走っていたので、とても驚きました。海に出ると、ファザーはどんどんスピードを上げ、帽子が飛んでいきそうになり、さらにスピードを上げ、ボートの前の部分が浮き上がる位でした。その日はお祭りだったようで、海の上でゆれるボートに寝ころんで、きれいな花火を間近で見る事ができました。 
 そして、大変だった事は、学校の英語の授業です。授業は全て英語で、日本語は話してはいないという決まりがありました。分からない所は、友達や高校生の先輩に聞いたりして、理解する事ができました。また、授業の後は、皆でゲームをして遊ぶので、難しい授業もがんばって乗り切る事ができました。  外での活動時間はとても楽しく、毎日楽しみでした。アメリカの子供達と、バレーやバスケなどして盛りあがったスポーツデイ。「車を無料で洗います」と英語で書いた紙を持って洗車の呼び込みをし、来てくれた人の車を皆で一生懸命洗ったカーウォッシュデイが私のお気に入りです。また、十五日間ある学校の中の三日間は授業がなく、一日を使ってアメリカの観光地をめぐる、フリーデイがありました。ハリケーンリッジという山や、アメリカの州議会議事堂、そして大都市のシアトルなど、見て感じて、たくさん学ぶことができました。 
 初めて日本から出て、アメリカと日本の文化や生活の違いを見つけたり、本物の英語を聞いたり、様々な事を体験しました。皆で協力して物事を達成していく事、言葉が違っても伝えようとするあきらめない気持ち、そして自分を受け入れてくれたホストファミリーへの感謝の心を、これからもずっと大事にしていこうと思います。

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