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貴重な二十四日間   高等学校1年     

この夏、本場の英語にふれたい一心で米国へと旅立った。私にとって夢の場所で未知の世界でもあるアメリカ。何が起きるか想像のつかないこれからの日々は不安というより、楽しみで仕方がなかった。
 三歳の頃から習い始めた英語。リスニング、ライティング、スピーキングをやる中で英語が大好きになっていた。約十二年間続けてきたからこそ自分の英語力を試したいと思い、参加すると決断した。
 二十四日間のホームステイ。初っ端から、私にとって良い経験、思い出になったハプニングが発生した。
 現地に到着して昼食をとるためによったファストフード店でメニューを読んでやっとのことで注文を終えた。しかし、いくら待っても私の食べ物がこないのだ。流石におかしい、最悪だと思ったけれど英語を使えるチャンスだと思って知っている単語を並べて言った。「I don’t have my food.」 というようにジェスチャーをつけて伝えると、「Sorry.」と言って出来たてのチーズハンバーグとポテトをくれた。まさかのハプニングに一瞬戸惑ったけれど一生の思い出として残るであろう私だけの経験となった。
 一つ目の目的でもあった日本についての紹介。ホストファミリーにはもちろん、現地の人に沢山の事を紹介することができた。様々な年代の方と交流する機会があった。私の班には新聞紙面積ジャンケンを主に日本のゲームとして紹介した。負けたら折り曲げていくというのが面白かったみたいで、どの年代の人にも人気があった。説明をすることになった私は、事前に調べてきた文章を参考に行った。ルールを正確に伝えられるか初めは不安が大きかった。でも、何度も説明する場をふんでいくうちに言い回しを変えて端的に言えば、良いジェスチャーをつけるとさらに詳しく伝えられることに気づくことができた。堂々と人前で話すこともできるようになり、大きな成長につながった。 毎日過ごしている中で、あることに気づく場面が多かった。それは、アメリカ人と日本人の違いだ。食生活の違いは行かなくても分かることだけど考え方や価値観は実際行ってみないと分からない。例えば、ボランティア活動のCar Wash をしたとき。沢山の方の協力があって、二百二十二ドルの寄付金を集めることができた。この時思ったのはアメリカでやるからこの活動が成り立つ。もし日本でやったとしても、「みてみぬふり」をする人が大半で活動にならないだろうなと思った。なぜなら、自分がもしそういう場面に遭ったとしても「まあ、いっか。」とすませてしまう気がするから。
 この他にも大きな違いを感じたのは、お店のレジで「Hello. How are you? 」と言って会話をすること。その光景をみたとき驚いた。初対面なのにも関わらず、その日にあった出来事やこれからの予定などを話すのだ。他人に興味をはっきりと示さない日本人とは正反対だと思った。フレンドリーで社交的な人が多いからこそその会話がうまれるのだろう。
 以上、二つのような違いに驚いたけれど日本とはまた違って素敵なことだなと思った。

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