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青少年海外派遣
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百八十度変わった人生     高等学校3年     

 私は中学生の頃まで消極的で何をするにしても周りの人に頼ってばかりの日々を過ごしていた。
 しかし高校に入り、クラスの総務や応援団長など様々なことに参加することにより、私という人格が大きく変わった。何でもそうだが、その役割に立ってみないと分からないことが多くある。
 例えば、クラスの総務という役割を持つと昔は自分のことばかりであったが周りのことを考えられるようになる。このように何かに挑戦することで違う視点から物事を考えられるようになることを今まで経験して知っていたため、今回も新たな自分探しということでホームステイに参加させて頂いた。そもそもアメリカという自由な国に憧れていた、中学三年生の時に将来の自分にメッセージを書くというのがあり、そこで「アメリカに行きたい」と書くくらいアメリカは中学の時から大好きであった。高校三年生で私の夢が簡単に叶ってとてもうれしく思っている。
 今回は霧島市の派遣生として恥じることのないような行動を心掛けた。それはしっかり決まったルールで楽しむということとまた派遣生として霧島市のことを紹介したり、大きくは日本の文化のことなどを情報共有した。まず霧島市のことについては霧島茶をプレゼントした。ホストマザーはとても喜んでいた。以前に来た日本の人もお茶をプレゼントしていたらしく、それは抹茶のお菓子と私と同様のお茶葉であった。ホストマザーは飲むお茶はおいしいと言っていたが、抹茶のお菓子といった固形の物はおいしくなくて「胃が痛くなる」と言っていた。それで喜んでくれたことに私は納得した。日本の文化については、日本独自の繊細な布であったり、うちわ、扇子など昔ながらの文化があるものをプレゼントした。日本の地図を使いながら私が住んでいる鹿児島の場所を教え、また以前に来た日本の人の住んでいる場所を教えた。日本と言えば東京なので東京の場所を教えると他の県より小さいことに驚いていた。またひらがな練習帳を使って日常的に使う簡単な日本語を教えたりした。最終日の朝にはホストマザーの方から「おはよう」と言ってきて日本語をマスターしているようだった。今回のホームステイで私は大きく三つのことについて学ぶことができた。 
 まず一つ目はやはり文化の違いである。日本では白ご飯とおかずでお腹が満たされるものであるが、アメリカでは白ご飯というものがないため、主であるお肉でお腹を満たすというものになっている。私としては、お肉だけでお腹を満たすという幸福感は尋常ではないものだった。時には白ご飯と一緒に食べたいと思うこともあった。アメリカでは基本的に床に座ることはないため、家にいる際もスリッパを常に履いている状態で最初は家の中で履いていることに対して違和感しかなかった。 
 二つ目は、コミュニケーションである。私は英語が話せないのでほぼジェスチャーでコミュニケーションを図った。私が行ったコミュニケーション方法はクイズ形式みたいな感じでお互い楽しくコミュニケーションを図ることができ、信頼関係が深まったと私は思った。
 三つ目は、人の温かさである。私達日本人を受け入れてくれたホストファミリーや店の人で優しく物を紹介してくれた方など人の温かさを感じる場面が多くあった。今回のホームステイで私の進路は百八十度変わった。その理由としてはこれからももっと多くの人々と関わっていきたいと思ったからである。今回のホームステイを支えて頂いた関係者の方々そしてホームステイを後押ししてくれた両親には感謝の気持ちしかありません。この感謝の気持ちを言葉だけではなく今後の生活に少しでも活かしていきたい。また、これまで通り沢山の事に挑戦し、社会に認められる人間に成長していきたい。

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