Home
青少年海外派遣
イベントレポート
Information



霧島市国際交流協会事務局
〒899-4332
霧島市国分中央3丁目45番1号
霧島市役所市民活動推進課内
TEL:0995-45-5111(内線1531)
kokusaikoryu@po.mct.ne.jp

    大切にしたい夏の体験      高等学校2年  

 私は今回、上海市嘉定区に行ってきました。昨年のアメリカホームステイとはまた違った貴重な時間を過ごすことができました。
 初日を振り返るとあることを一番に思い出します。それは、私たちをサポートしてくれた中国人の男の子との「握手」です。少しぎこちない自己紹介のあとでした。手を握ると震えていて緊張しているのがすぐに伝わりました。その時、緊張して少し不安があったのは私だけじゃないんだと思ったのを今でも覚えています。
 みんなと初めて対面した日、世界各地から集まる人と英語で沢山話したいという気持ちがあって参加を決めたはずなのに、いざ話すとなるとそれは簡単なことではありませんでした。国によって独特な訛りがあるからという理由もありますが一番は自分の日本人の語学力の低さだと痛感しました。それを感じたとき、残りの活動が不安で仕方がありませんでした。
 しかし、その不安を吹き飛ばすくらい充実した毎日が訪れました。大きな学校で文化体験をしたり、上海動物園に行って初めてパンダをみたりしました。私が特に印象に残っていることは、たった一日だけのホストファミリーとの時間です。私達を快く迎え入れてくださりました。サポートしてくれた男の子は初めて本場の小籠包を食べる私達に食べ方を教えてくれたり、それだけではなく中国語で書いてあることを英語で説明してくれました。そして、英語が話せるホストマザーは日本に訪れたことがありその時のお話をしてくれました。また、お互いの国の早口言葉を教えあって何度も繰り返し言い合ったのが思い出です。ホストファザーは英語が少ししか話せないのですが、心からおもてなししてくれたのがとても印象的でした。
 
たった一日でしたが、ホストファミリーの優しさが身にしみました。家族で霧島に来ると約束してくれたので、今度は私が中国語で様々なことを教えたいと思います。
 活動していく中で中国人、フランス人、群馬から来た日本人のみんなと仲良くなりました。冗談を言い合える海外の友達は初めてで一緒に居るのが楽しかったです。フランス人の女の子とはお互いファッションが好きだったのでショッピングに行く約束をしてよく買い物に行きました。
 
ホテルに戻っても、一つの部屋に集まって母国語を教え合い、他愛ない話で盛り上がりました。中華料理はどれも美味しかったのですが、最後の夜にみんなで食べたご飯が一番美味しく感じました。
 なんて素敵な人達に出会えたのだろうと心の底から思います。本当にこのプログラムに参加してよかったです。
 参加するまでは自分が進学先で勉強したいのは英語一択だと考えていましたが、英語だけでなく中国語もフランス語も勉強したいと思うようになりました。みんなと再会するという夢ができたので、これからも頑張ります。
 最後に、こんなにも素晴らしい機会をくださった霧島市青少年海外派遣事業の方、両親、そして引率してサポートしてくださったケラウェイ先生、一緒に協力しながら頑張ってくれた友達に感謝します。

Copyright(C)2009 霧島市国際交流協会