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青少年海外派遣
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霧島市国際交流協会事務局
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    このホームステイを通じて   中学校2年      

 僕は、アメリカで体験したことや異文化に触れて感じたことを報告します。僕が滞在した家は、ファザー、マザー、18歳、16歳、5歳のブラザー達からなる5人家族でした。犬と猫を2匹ずつ飼っていて、ファザーは車のセールスマンをしていましたが、5年ほど前まで消防署で勤務していたそうです。
 カリフォルニア州ソノラに滞在した僕達のグループは、ジャーニーチャーチという教会を借りて授業を行いました。買い物をする時のやりとりや曲を使ったジェスチャー、様々なことを英語を使って紹介するなどの活動をし、うまくできた人やボランティアで発表した人にはキャンディーやグミが配られました。僕のホストブラザーの通っている高校で教師をしているジンジャー先生が授業を担当しました。ジンジャー先生は明るく愛のある先生で、彼女が言っていたフレーズの数々がまだ耳に残っています。他にも、10時頃になると外に出て15分ほどフリスビーやバレーボール、バスケットボールなどをしました。午後からは、チャーチを出て、半日研修を行いました。半日研修では警察署や消防署、小学校などを訪れました。僕が特に思い出に残っている半日研修は地元のコロンビア小学校に行って折り紙を教えたことです。まず僕達は年生の子ども達に教えました。そこの子ども達からは、やはり日本の子ども達より大人っぽい印象をうけましたが、折り紙が出来て喜んでいる様子は、国が違っても子どもは一緒なのだと感じされられました。次に6年生の子ども達に折り紙を教えました。6年生とはいえ、教室に入ると僕より背の高い子達が何人もいて、このホームステイの中でもトップクラスの緊張を味わいました。会話も交えつつ折り紙を教えた後、教えた女の子から、こすると色が変わる鉛筆をもらいました。そのことがとても思い出に残っていて、今もその鉛筆はとってあります。
 そして、アメリカ生活の中でも特に大イベントである終日研修では、サンフランシスコ、サクラメント、ビッグツリーパーク、コロンビアへ行きました。僕はサンフランシスコでの終日研修が1番思い出に残っています。まず、最初にゴールデンゲートブリッジに行きました。ブリッジには白人だけでなく黒人やインド人、中国人、さらに日本人までいました。車や人や自転車が絶え間なく走っている様子を見て「これが大都会サンフランシスコか。」という驚きと興奮のまじった感情は、その時のことを思い出すと今でもよみがえってきます。
 その後は、ピアーサーティーナインへ行き、ショッピングや食事を楽しみました。バスの車窓から見た美しいサンフランシスコの町並みは、本当に異文化を学びに来て良かったと思えるような景色でした。そして、アメリカの人達の優しさと文化による認識の違いを感じたのが募金をつのってカーウォッシュをした時でした。誰もかれもが20ドルや30ドルを「これくらい大丈夫さ。」と言って寄付してくれて、とても感動したと同時にとても驚きました。皆で車を磨いて洗って、590ドルものお金が集まりました。
 このホームステイを終えて僕が思ったことは、今回得たホストファミリーや友達とのつながりを失わないようにしたいということです。これからは年に1回くらいで、アメリカに里帰りしようと考えています。僕のホストブラザーは日本語を勉強していて、来年は鹿児島に来るとも言っていました。これからもファミリー達と連絡を取り続けてこの関係を絶やさないようにしたいです。

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