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青少年海外派遣
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霧島市国際交流協会事務局
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     忘れられない思い出    中学校2年  

 僕は、今年の夏日本を離れて遠いアメリカ合衆国のワシントン州でのホームステイに参加しました。
 アメリカに行くまでは英語で話せるか、ホストファミリーと上手にコミュニケーションできるかなどの沢山の不安、そしてあこがれのアメリカにやっと行ける、外国の文化を体験できるという期待で胸がいっぱいでした。出発の日、家族との別れは寂しかったけれど、アメリカでも頑張ってと応援してくれたので、しっかり頑張らなければいけないという気持ちになりました。その後、一緒にホームステイに参加する人とも出会い、会話を交わしました。すぐに打ち解けることができたので安心しました。飛行機での移動は9時間もありましたが、機内食や映画など初めての体験であっという間に過ぎました。

 シアトル国際空港に着くと、すでにTCの先生が迎えに来てくださっていました。初めてTCの先生から話しかけられた時は、緊張で“Yes”としか答えられませんでしたが、段々慣れてきて笑顔で会話をすることができるようになりました。アメリカの人達を見ていて、笑顔で話すということが上手にコミュニケーションする大事な事だと感じました。ホストファミリーの家に着いた時や、ホームステイ中に気付いたことがいくつかありました。1つ目は靴です。以前からアメリカ人は家の中でも靴を脱がないと思っていましたが、僕のホストファミリーは玄関で靴を脱いでいたので、同じアメリカでも様々な生活様式があるのだなと思いました。2つ目は、横断歩道の信号です。日本では、赤と青の信号がありますが、アメリカではすべて押しボタン式で色もオレンジと白なので最初は戸惑いました。
 ホームステイ中は、月曜から金曜までは現地の学校へ行き、アメリカの家の作りや文化、週末の過ごし方などを英語で勉強しました。朝は7時50分までに登校して、夕方は3時頃に下校しますがアメリカでは安全のため必ず親が車で送迎します。また、日本では一時間目などの区切りがありますが、アメリカでは2時間程度勉強して休憩になります。ランチはメインのサンドウィッチにフルーツやお菓子などを自分の家から持って行き、11時頃には食べます。この時ふと、普段何気なく食べている日本の給食や弁当を作ってくれる親のありがたさを感じました。
 校外学習では、シアトル市内やカナダとの国境に行きました。日本は島国でどの国とも接していないので、初めて国境というものを目にしてとても感動しました。両足ジャンプでアメリカとカナダを行き来するという貴重な体験もできました。他にもシアトル市内のワシントン大学にも行きました。大学の図書館はとても大きく、ハリーポッターの映画に出て来るようでずっと勉強していたくなるような場所でした。その他にも、老人ホームや近所の図書館で、日本から持っていった折り紙で鶴を作ったり、筆ペンで外国人の名前を漢字で書いてあげたりと現地の人たちと様々な交流ができました。
 今回のホームステイでは、他県の友達も沢山作ることができました。それぞれ沖縄や佐賀など遠く離れていますが、このメンバーに巡り会えたことに感謝して、この絆を大事にしていきたいと思います。そして何より、僕を受入れてくれたホストファミリー、参加させてくれた両親には心から感謝しています。ホストファミリーには絵ハガキを送りました。いつの日か再会できたらいいなと思います。
 最後に、霧島市の代表として選んでくださりありがとうございました。 ホームステイでは自分の英語とジェスチャーでコミュニケーションすることはできましたが、もっと英語が話せたらなと何度も思いました。この思いを実現するために、これからも努力を続けていきたいと思います。

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