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    ホームステイを終えて    高等学校2年      

 私は最初このホームステイに参加することが嫌で仕方がなかった。親の勧めで参加することを決めたが、私は英語力が低く、知らない土地に一人で行くことがとても不安だった。
 鹿児島空港で説明を聞いたり、出発手続きなどをしていくうちにだんだんとアメリカへ旅立つ時が近づいてきた。この時私は、「もうここまできたら行くしかない」と心に決めて行く決心がやっとできました。家族と3週間会えないのは少し悲しかったけれど、同じ年の人が話しかけてくれたりして不安がいっきに吹き飛んだ。
 鹿児島空港から台湾へ飛び、台湾で10時間過ごした後アメリカへ飛ぶスケジュールだったので、少し疲れが出てきたりして大変な面もあったけれど、台湾の10時間のおかげでグループのみんなとの仲も深めることができたと思う。
 約10時間という長い飛行機の旅を終え、サンフランシスコ空港へ到着した。私はここで思ったことがあった。それは、夏にも関わらず冬と言ってもおかしくないほど寒いということだ。しかし、カリフォルニア州の乾燥はあまり感じなかった。
 いよいよ、サンフランシスコから霧島市と姉妹都市契約のソノラに行くときが近づいてきた。サンフランシスコからソノラまではバスで約3時間かかる所にあるが、ホストファミリーに会うという緊張がすごくあったのか、バスの時間がすごく短く感じた。そんな緊張の中、私達がこれから3週間毎日通う学校に到着した。そこでは、ホストファミリーたちが先に到着して私達を待っていてくれた。私がお世話になったホストファミリーは、75歳の高齢の方で3年ほど前まで看護師をしていたという人の一人暮らしだった。同じ年の人と二人でお世話になったのだが、とても優しくしてくれた。私のホストマザーはキリスト教徒で14歳の頃からベジタリアンなのだ。私は野菜が苦手というと「それは大変だわ」と言って笑われた。少し申し訳なかった。
 日本では、ご飯を食べる前に「いただきます」と言う。しかしアメリカでの生活はみんなで手をつなぎ、その日にあったことをみんなで振り返る。ここですごく文化の違いを感じた。
 また、気が付いたことがある。日本では、毎回食器を洗ってまた使いますが、私達の行ったカリフォルニア州は乾燥していて水が貴重なのか、使い捨ての紙皿などを使うことが多かった気がした。
 あと、日が沈むのがとても遅いということだ。7月の最後から8月の初めは、夜の8時40分くらいになっても外は明るく、9時くらいにやっと日が沈むぐらいだった。そのためアメリカの人たちは、夜ご飯やお風呂が一通り済んでから買い物に行ったり、夜にいろいろなことをすることができた。
 私は、このホームステイに参加して思ったことは、英語力よりもコミュニケーション能力の方が必要だということだ。無理に文法とかを考えて外国の人たちとコミュニケーションがとれないよりも、単語だけでも一生懸命相手に伝えようとすれば分かってくれるということだ。
 この経験を将来に活かしていけるようこれから英語への苦手意識を失くし、今度は自分たちがホストファミリーをするという経験もしていきたいです。
 最後に、このような機会をあたえていただき感謝しています。

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