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青少年海外派遣
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   アメリカホームステイを終えて  高等学校2年     

 年号が平成から令和に変わった2019年の夏、僕は霧島市国際交流協会青少年海外派遣事業で7月23日から8月15日までの3週間、アメリカに派遣生として参加しました。ホームステイ先は、ワシントン州アーリントンでした。ワシントン州は、アメリカ合衆国の西海岸最北部の州で、日本でも有名なマイクロソフト社の本拠地であり、スターバックスの発祥の地として有名なところです。そのワシントン州のスノホミッシュ郡の都市、アーリントンという地域でホームステイをしながら、現地の学校に通い語学の勉強をしたり、ホストファミリーと生活を共にし、交流したりしました。
 出発前には南日本カルチャーセンターが主催する3回のオリエンテーションに参加し、ホームステイについて事前に勉強しました。オリエンテーションの中で、僕は2つの目標を作りました。1つ目は、僕はあまり英語が得意ではないので、自分の英語がアメリカ人の人達に伝わるかどうかとても不安でしたが、英語が伝わらなくても自分から進んであいさつや会話をしようということ。2つ目は、僕が好きなシンガーソングライターの米津玄師のヒット曲「Lemon」を英語で練習し、ホストファミリーに聞いてもらうということでした。日本人と考え方や価値観が違うから仲良くできるだろうか、アメリカ人はみんな筋肉質で怖いのではないか、といろいろなことを頭の中で考えていましたが、オリエンテーションで話を聞いて情報を得るうちに、早く行ってみたいという気持ちが大きくなり、一学期の期末考査が終わってからは、すっかり僕の気持ちはアメリカのことでいっぱいになっていました。
 アメリカでのホストファミリーは、日本からの留学生を何度も受け入れているようでした。途中でホストファミリーが変わりましたが、滞在中はどちらのホストファミリーも初対面の僕のつたない英語に耳をかたむけてくれ、笑顔で話してくれました。とくに子供たちの英語は分かりやすく、楽しく会話することが出来たし、ホストマザーに話しかけた時に作業の手を止めてじっくりと話を聞いてくれた時はとても嬉しかったです。今回の目標の1つであった「Lomon」を英語で歌うのは恥ずかしくてやめようかと思いましたが、せっかく練習してきたのだからトライしてみようと思い歌った後、「Good Job!」と言ってくれた時は勇気をだして良かったと、心から思いました。
 アメリカは日本で僕が思っていたイメージとは異なることがたくさんありました。日本の中でもいろんな日本人がいるように、アメリカはこうだとか、アメリカ人はこうだと決めつけてはいけないと思いました。とくに日本と比べて国土がとても広く、文化や宗教の違う様々な人種が共存する国であり、世界には様々な国があり、いろいろな人たちが暮らしているということを実感することができました。今回のアメリカのホームステイを終えて、常に挑戦(Try)し続けることの大切さと感謝することの大切さを学びました。今までの僕は、自分が出来るだろうということだけ挑戦して、自信をつけてきたように思います。そうではなく、出来ないかもしれないと最初から諦めず、失敗してもどうにかなるという気持ちで、挑戦することが自分の成長につながるということを感じました。そして「ありがとう」と感謝の気持ちを言葉にすることが大切だと思いました。
 最後になりましたが、アメリカに派遣生として行かせていただいた霧島市国際交流協会の皆様、このような体験を勧めてくれた両親に感謝の気持ちを伝えます。
 本当にありがとうございました。

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