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中学1年 | |||
今回私は初の海外であり、初めて家族がいない7泊8日をマレーシアで過ごした。しかし日本に帰国後は、マレーシアに帰りたくて仕方なかった。それぐらい、私はマレーシアが大好きになった。
日本を出国する前は、発展途上国に対する偏見や家族と離れる不安があったが、そんな思いはマレーシアの色んな雰囲気に塗り替えられた。実際のマレーシアは思っている以上に発展していた。その一方で、過疎地との地域格差も感じた。 マレーシアは、とても食に恵まれている国で、普通の量の食事を1日に5回もする。1日3食の私達には考えもしないことだ。 マレーシアでは、「マンディー」という入浴があります。一度目は、他のホストファミリーの家でお別れ会をした時に洋服を借りて川に入り、「リバーマンディー」をした。二度目は、私のホストファミリーの家の前にある川で着の身着のまま入るように言われ、戸惑ったが日本ではできない経験なのでチャレンジした。 4日目に行った青年海外協力隊活動視察では、実際に活動している谷口亮隊員の「困った事があったら、頼っていいんだよ。たくさんの人に頼って、たくさん助けてもらいなさい」という言葉を聞いて、心を動かされた。勇気を持って実際に活動できることは、すごいことだと改めて思った。 実際にマレーシアへ行くことで、私が思っていた発展途上国への偏見が覆され、親へのありがたみと共に、自主自立を学ぶことができた。また、まだ差別が残っていることも知った。日本がいかに恵まれているかと、実感した。 今のマレーシアの現状を知っている人は少ないと思う。だからこそ、マレーシアの事をみんなにもっと知ってもらいたいと思った。私が実際に行って、見て感じたことを家族や周りの人にたくさん教えたい。そしてたくさん知ってもらい、大好きになってほしい。また、青年海外協力隊という素晴らしい活動にも興味をもってほしいと思った。 私はこの事業に参加してよかった。参加したことで、色んな事への好意心が増えて、新たに夢も増えた。将来は、青年海外協力隊員として活動に参加し、様々な国の文化や習慣などを学び、途上国の問題解決に少しでも貢献したいと思った。 村とのお別れ、ホストファミリーとのお別れでもある。私は朝から急いで、マレー語で手紙を書いた。渡したときに凄く喜んでくれた。バスに乗る前の限られた時間で、感謝の気持ちを伝えるのは難しかった。最後にシスターが、「貴方は、私の大事な妹」と言ってくれた。私はその一言で、ホストファミリーとの、たくさんの思い出ができた。最初の日に不安で泣いてしまった事や、一緒に動物園に行ったり、お互いに自分たちの言語を教え合ったりしたあの日々が、もう終わりなんだと思うとたくさんの大粒の涙がこぼれ落ちた。シスターやマザーに抱きしめられ、もう帰りたくないと思った。 バスが出発するとき、またマレーシアに帰ろうと心に決めた。
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