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マレーシアの多様性に触れて
中学3年

この派遣事業に参加して、マレーシアの様々な文化を肌で感じることができました。マレーシアは多民族国家で、主にマレー系、中華系、インド系などの複数の民族で構成されています。街を歩いていても、いろいろな言語で看板が表記してあったり、いろいろな人種の人やモスクやお寺を見ることができたり、日本とは全く違う風景に心が弾みました。
 マレーシアを訪れる前はマレーシアに対して、僕は少し不衛生な国だというイメージがあり、あまりいい印象を持っていませんでした。水道水は飲めず、トイレにはトイレットペーパーがなくて水で洗うと聞いていたからです。しかし実際は、首都のクアラルンプールは高層ビルが立ち並ぶ大都会で、思っていた以上にとても栄えていました。また、日本のコンビニエンスストアや企業もたくさん進出していて、びっくりしました。僕がホームステイしたマラッカ市も、世界遺産の街で歴史的な赤い建物が立ち並び、とてもきれいでした。その一方で、裏通りにはゴミがたくさん落ちていて、がっかりしたところもありました。マレーシアの課題の一つが見えました。
 今回の派遣事業で一番印象に残ったことは、現地校SFIの訪問です。SFIの生徒たちはとてもフレンドリーで、初対面でもすぐに馴染んで仲良くなることができました。みんな明るい性格で、冗談を言っては笑い合い、とても楽しい時間が過ごせました。言葉がうまく伝わらなくても、身振り手振りで何とかコミュニケーションを取ることができました。理解し合えた時はとても嬉しかったです。SFIでは、現地の生徒たちと一緒に授業を受けたり、スポーツをしたり、学校生活も体験することができました。日本とは違い、同じ教室にいろいろな人種の生徒が一緒に学んでいる光景に、僕は驚きました。人種が違うからといって仲間外れにすることなく、みんな平等に接していたのがとても印象深かったです。僕たち日本人のことも快く受け入れてくれ、たくさん話し掛けてくれました。日本では、人と違うことが良くないという雰囲気があります。でも、マレーシアでは違うことが当たり前です。僕たちもマレーシアの人のように個々の違いを受け入れ、認め合うことができたら、差別やいじめがなくなると思いました。僕は「違い」にとらわれずに相手のことを理解しようと努め、思いやる心を持つことが大切だと感じました。
 今回の派遣事業で、マレーシアの異なる文化や人の優しさに触れることで、たくさんのことを学び、気づくことができました。また、英語やコミュニケーション能力の必要性も改めて感じました。世界には僕の知らないことがまだまだたくさんあります。僕はもっといろいろな国を見てみたいです。今僕は、進路を選択する大事な時期にいます。まだはっきりとは決まっていませんが、このマレーシアでの貴重な出会いと経験をこれからの将来に繋げていきたいです。


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