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マレーシア・マラッカを訪れて
高校2年

Welcome to Malacca!
 SFIの皆さんは太陽のような笑顔で私たちを温かく迎えてくれた。初めて訪れるマレーシア、コミュニケーションが取れるのか、ホームステイ先でハウスルールを知らずに不快に思われないか、体調を崩さないで過ごせるかとたくさんの不安があった。
 SFIを訪れると多文化が共存していることに衝撃を受けた。なかなか日本では見られない光景だ。緊張ぎみの私たちに明るく「こんにちは」「Hello!」と話しかけてくれグッと距離が近づいた。まずは朝730分始業で1コマ40分という授業制度にびっくり。そしてイングリッシュクラスを受け伝言ゲームをした。発音にそれぞれの個性があり、うまく聞き取れず伝わらずに困った場面もあったが笑いの絶えない時間になった。
 学校の食堂ではSFIのみんなと一緒の食事。特に印象に残っているのが2つある。1つは紅亀?(アンクークエ)。さつまいもを含んだ餡をもちもち食感の皮で包んだ東南アジアの伝統菓子だ。亀の模様に鮮やかなピンク色をしていて、ホストの勧めで食べてみると甘すぎず軽い食感が期待値を超えて美味しかった。もう1つはバナナリーフカレー。葉の上にたくさんのおかずが少量並べられて、手で掬って右手で食べる。食器を使わずに食べる経験は初めてで、手をスプーンのように形作るのは難しかった。
 クトゥパと呼ばれるココナッツの葉で編んだ器を作ったことも印象に残っている。中に生のコメ等を入れ、蒸して食べる東南アジアの伝統的な調理方法のようだ。日本でいう、笹の葉や竹の皮で包む「ちまき」と似ていると感じた。
 学校の後はホームステイの家族と過ごす時間。ドキドキ3割、不安7割でお家に向かった。びっくりしたのはトイレとお風呂が一緒だったことだ。そしてマレーシアは日本より電圧が高いので、コンセント一つ一つにスイッチがついていた。
 ホストファミリーはマレー語、中国語、英語の3か国語が話せる。教育として学校で学ぶのだとお母さんが教えてくれた。お父さんは釣りの話をしてくれた。お姉さんが常時優しく接してくれて、どうやら私のためにKLの大学から実家に戻ってくれていたそう。帰国してもずっと連絡をくれていてビデオ通話もした。実はこの期間中に私は17歳の誕生日を迎えた。ホストが内緒で誕生日ケーキを用意してくださり、本当に本当に嬉しかった。一生忘れない最高の1日となった。この旅に送り出してくれた私の家族に改めて感謝を感じた。
 事前にアニメやゲームが好きと書いていたので、日本からのお土産としてキャラクターのグッズや、日本文化を象徴するけん玉や折り紙を持参した。会話のきっかけになればと用意した、ジブリのミニパズルをホストと一緒に作った。この期間中スポーツなどを共にする機会もなかったため、協力することができ嬉しかった。
 SFIで披露した空手は非常に反応が良くホッとした。ソーラン節についても学校も異なる日本メンバー同士が練習を重ねるたびに打ち解け、本番でも息の合ったパフォーマンスができた。振り付けを教えてとキラキラした瞳で頼まれ、みんなで楽しく踊った。素晴らしいプログラムを計画・実行してくださった霧島市国際交流協会、そして引率の方に感謝いたします。ホスピタリティ溢れる人柄とどこを切り取っても絵になる街並み。マラッカが心から大好きになった。今度は自分の力でまた彼らに会いにゆきたい。この感動を来年もその先もプログラムに参加する学生に体感してほしい。交流の絆が絶えないことを切に願っている。


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