「またマレーシアに行きたい」これが私の1番の願いです。
私にとって今回のマレーシア派遣は、忘れることのない8日間でした。海外に行くことは今回が初めてだったため、コミュニケーションを取ることができるだろうか、現地の学生と仲良くなれるだろうかなどさまざまなことに対して不安がありました。しかし、すぐに不安はなくなり、私が想像していたより何倍も楽しいマレーシア生活を送ることができました。
マレーシアはマレー人を中心に、中華系やインド系などの多民族国家として知られています。私のホストファミリーは中華系の家族でした。そのため、私たちと話すときは英語、家族とは中国語、そして友達と話すときはマレー語だったので毎日3ヶ国語も聞くことができ、多民族国家ならではの思い出ができました。そして、アニメで少しだけ日本語を覚えていて、私が「Good night 」と言うと、ホストファミリーから「おやすみ」と返ってくる日があったり、外出先で米津玄師の曲が流れていたり、スーパーに日本のお菓子などが売ってある日本コーナーがあったりして日本への愛を感じました。
また、1週間でマレー料理だけでなく、中華料理、インド料理なども食べることができ、いい経験になりました。匂いの強いドリアンや、辛いものは苦手なため食べれませんでしたが、カヤバタートーストやサテー、ナセレマがとても美味しかったです。もう一度マレーシアに行ったときには辛いものにも挑戦して、より多くのマレー料理を食べたいです。
現地の生徒と話をする中で、英語が伝わってないときは他に言い換えられるような英語がないかと考えて話すこともあり、英語の難しさや自分の英語力が足りていないと感じることが多々ありました。しかし、英語が伝わり、話が進んだときはとても嬉しかったのを今でも覚えています。実際、マレーシアのことについて教えてもらうだけではく、日本の学校のテストや長期休みについて詳しく教えたり、得意なダンスを踊ったあとに多くの生徒が話しかけてくれたりして、そこから話が広がり、英語を話すことの楽しさを感じることができました。
また、マレーシアの習慣にも驚きました。シャワーは朝と夜の2回浴びること、家の外で靴を脱ぐこと、夜遅くまで出かけていること、朝6時半過ぎには学校に行くことなど、日本とは違う8日間を過ごすことができました。
SNSが当たり前になっているこの時代、日本とマレーシアで離れてしまっているが、マレーシアの学生と連絡先を交換して友達として今も繋がれています。やりとりをすることもあり、海外に友達ができたことがとても嬉しいです。
今回のマレーシア派遣を通して、日常生活や食文化の違いのおもしろさや外国人と話すことの楽しさ、コミュニケーションの大切さを知ることができました。私の今の1番の願いは、ホストファミリーをはじめ、マレーシアでお世話になった方々が家族のようにとても親切に接してくれたから、そして保護者や国際交流会の方々の協力があったからです。そのおかげで前まで海外に行くことを怖がっていた私が「日本に帰りたくない」と思えるほどあっという間で濃い8日間になりました。今後、もっと英語力を身につけ、将来に活かしていきたいです。
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