私はこの夏、3週間のホームステイに行かせていただきました。ステイ先は、アメリカのワシントン州ポートオーチャードです。
ホームステイに参加したのは、英語が苦手な私に英語を学ぶ楽しさを感じてほしいという親からの勧めがあったからでした。
出発日、九州の色々な県から23人が福岡空港に集まりました。もちろん皆初対面で、学年も中1から高3までのバラバラ。うまくやっていけるか不安でしたが、行きの飛行機を待つ間に沢山話せて直ぐに仲良くなることができました。
ステイ先に着いてからは、日本との違いに驚きの連続でした。ポートオーチャードは空気が乾燥していて、夜はとても寒く体が震えるほどでした。緊張や疲れも重なり、到着2日目にして熱を出して寝込んでしまいました。着いて早々ホストファミリーに心配と迷惑をかけてしまいましたが、色々と気遣ってくれて優しい対応に心から感謝した出来事でした。おかげで翌日には熱が下がり、プログラムに参加出来るようになりました。
今回殆どの人が2名1組でホームステイしていましたが、私は2人だとその人に頼ってしまうと思ったので1人でのホームステイを希望しました。ホストファーザーは優しく穏やかな人で、ステイ中に毎日出される宿題を一緒に英語で会話しながら手伝ってくれていました。ホストマザーは日本人で、明るくいつも笑顔を絶やさない素敵な人でした。私の1つ上のホストブラザーと2つ下のホストシスターとの会話は英語と日本語のミックスでした。様々なプログラムに一緒に参加してくれて仲良くなることが出来ました。
今回のステイ中の活動では、ただの旅行では出来ない沢山の体験をすることが出来ました。消防署や役所、保育園、海軍の航空母艦の船内など様々な場所を見学させてもらいました。消防署は、見学中に何度も出動がありとても忙そうでした。
特に印象に残っているのは、海軍の航空母艦ミニッツの見学とシアトルの街中です。ミニッツは全長300メートルを超える大きさで、中に入るためにパスポートと2回のセキュリティーチェックを受ける必要がありました。中には奥まで続く広場があり、航空機が70?75機程収容できる広さだと教えてもらいました。屋上デッキは滑走路になっていて、1基の航空機があり間近で見る事が出来てとても迫力がありました。
シアトルでは、ギネスに登録されている世界一汚い壁という場所に行ったり、スタバの一号店の前で写真を撮ったりしました。世界一汚い壁というのは、ガムがたくさん貼り付けられているところです。遠くから見るとカラフルできれいでしたが、近くで見てみると本当に汚かったです。スタバの一号店は、日本でよく見る看板とは違い茶色でした。中に入りお土産を買おうと思っていましたが1時間並ぶ行列で入れずに終わったので残念でした。
行く前は、3週間はとても長いなと思っていましたが、行ってみたら3週間では足りないぐらいだと思う程とても充実した日々を過ごすことが出来ました。また、ホストファミリーや一緒に参加したメンバーとの繋がりは、私にとってかけがえのない宝物です。この夏休みの思い出は、絶対に忘れることはないでしょう。
ホームステイをして一番変わったことは、英語が苦手だと感じていた自分が、英語をもっとちゃんと勉強してみたいと思うようになったこと。そして、機会があれば1年ぐらい留学してみたいと思うようになったこと。この気持ちを大切にしていきたいと思っています。
最後に、ホームステイの機会を与えてくれた両親、受け入れてくれたホストファミリー、準備段取りをして下さった皆様、本当にありがとうございました。
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