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Enriched my heart
中学3年

今回、霧島市の代表の1人として、アメリカへのホームステイに参加させて頂きありがとうございました。
 私は、普段人見知りで1人で行動することが苦手なので、このホームステイを通して何事にも積極的に行動できるようになることを目標に参加しました。
 出発直前は、親元を離れることへの不安や自分の話す英語が通じるだろうかという緊張で、これまでずっと楽しみにしていたわくわく感が消えてしまいそうでした。家族全員に見送ってもらい、福岡空港へ向かうバスの中では不安や緊張に加え、一気に寂しさが込み上げてきました。私は自分から話しかけることが苦手なので、最初は友達を作ることができませんでした。しかし、福岡空港に到着した後、一人の女の子が親切に話しかけてくれて色々な事を話しているうちに緊張がほぐれ、これから始まる生活への期待が膨らみました。
 台湾を経由してようやく到着したシアトル空港では、現地の2人の先生が私たちを出迎えてくださいました。バスで約2時間かけてスタディセンターへ移動し、そこでホストファミリーと対面しました。家族全員で温かく歓迎してくれたので、その日の夜は安心してぐっすり眠ることができました。
 翌日からは、スタディセンターでの学習以外にも町に出て、老人ホームや消防署、児童施設などを訪れ様々な年代の方と交流しました。初めは緊張しましたが、皆さんが親切に受け答えしてくださり徐々に自信を持って話しかけることができるようになりました。
 週末はホストファミリーとカーニバルや公園などへ行き、アメリカサイズのアイスクリームを食べたり楽しい時間を過ごしました。
 また、それぞれがホストファミリーと作ったクッキーなどの焼き菓子を持ち寄り、自分達で手作りした看板を出して販売する「ベイクセール」も経験しました。これは、アメリカではよく行われている募金集めの方法で、売り上げ全額を学校に寄付します。私たちオークハーバーグループの売り上げ920ドルは、南日本カルチャーセンターのホームステイでは歴代1位だそうです。
 最後の週のさよならパーティでは、お世話になったホストファミリーに出し物の披露やプレゼントを贈呈するためにみんなで力を合わせて練習し、プレゼントは感謝の気持ちを込めて手作りしました。帰国の日、約3週間生活を共にしたホストファミリーに別れを告げた時は、自然と涙がこぼれました。
 短い間でしたが、私は一生忘れることのできない多くの思い出を作ることができました。自分自身の英語のスキルを上達させたことはもちろん、積極的に行動するという目標も、自分なりに達成できたと思います。アメリカの方は、良いことも悪いことも自分の意見をきちんと伝えるので、私も見習うべきだと思いました。また、日本での生活では両親に頼ることも多かったですが、アメリカでは通用しませんでした。あらためて両親へも感謝の気持ちを伝えたいです。
 今回のホームステイで教わったことや学んだことを、これからの生活に役立てていきたいと思います。
 貴重な経験をさせていただき、本当にありがとうございました。


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