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「Let me try!」
高校3年

私が今回の海外派遣事業に志望したのは、異文化との交流に興味があったからです。海外の文化に触れ、自分の英語がどこまで通用するか試すきっかけになればと思い応募しました。
 選出されたときはとても嬉しかったのですが、いざ出国となると多少の不安もありました。しかし、その漠然とした「不安」は、アメリカの広大な風景を目の当たりにし、現地の方々がフレンドリーに受け入れてくださった瞬間、「期待」へと変わりました。改めて、これまでにない新しいモノや出来事に触れることが自分のマインドに合っているのだなと気付かされた瞬間でした。
 
私が今回の派遣で最も意識したことは「Let me try=やってみよう」の精神です。これまで「外の世界を見たい。」という意欲はあったもののくすぶっていたのですが、せっかくのチャンスを無駄にしたくないと考え、滞在中は、できることはなんでもやりたい、積極的に挑戦したいと、何をするにも前向きに取り組みました。初めて食べる料理に挑戦したことはもちろん、消防署での訓練や老人ホームでの交流など、教科書では知ることのできない貴重な経験をすることができたことは一番の財産です。また、一番苦労しながらも手ごたえを感じることができた「会話」についても、何度も聞き返したり質問をしたりするなど、あきらめずに挑戦しようという気持ちがコミュニケーションにつながることを体感することができました。ネイティブが話す略語や短縮形の聞き取りには最後まで苦労しましたが、私が英語で発言した際に場が盛り上がったときにはとても感動したことを覚えています。また、語学力の重要性も痛感し、帰国後の現在、英語に対する学習意欲は向上しています。
 派遣中、日本の食文化(お好み焼き、肉じゃが、餅、みそ汁)や習慣や常識(「いただきます。」や「ごちそうさま。」といった敬意)を紹介する機会があり、アメリカとの違いを確かめることもできました。ホストファミリーの様々な反応は、私にとってはとても興味深く、同時に、日本に興味をもってもらうことができて嬉しく感じました。
 また、派遣前に興味があった「アメリカにおける環境保全の取り組み」については、ホストファミリーとの日常生活を通じて分かったことがあります。アメリカのほうが日本より進んでいるという先入観がありましたが、プラスチックなどのごみ問題に関しては、日本が先を行っているような印象を受けました。しかし、公共の場に設置されたごみ箱の数は圧倒的に日本より多く、分別もしっかりされているため、日本が先行しているリサイクルに対する取り組みをもっとアメリカに広げられたらと強く思いました。
 今回の派遣を終えて、私はよりポジティブになったと感じています。また、異文化への興味が増し、「外の世界」をもっと知りたいと思うようになりました。これまで見たことがない世界に触れることは心地よく、探求心あふれる自分に気付かされ、知らないことを知ったり感じたりする快感はなんともいえません。
 最後に、アメリカに滞在している間、悲しいと感じることは何もありませんでした。真新しい体験や光景に目を奪われ、ホームシックにかかる暇などなかった気がしています。「迷わずにやる。挑戦する心が大事」ということを身をもって体験することができました。次にチャレンジする後輩のみなさんへ伝えたいです。未知との遭遇は良い刺激となり、明日への糧となります。絶対に役立ち、知識も増え、自らの成長につながり一回りも二回りも大きくなれます。
 私のこの報告書が、行ってみたいけど一歩踏み出せないでいるみなさんの後押しになることを願っています。


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