この海外派遣の活動に参加して私は自分の目で耳で肌でマレーシアのことをたくさん感じてきました。私はこ の企画に応募をするまでマレーシアの場所さえ知りませんでした。しかし決まってからは食べ物や生活のことな
どに興味を持ち調べ学習をしてから行きました。
実際に到着すると鹿児島よりもとても都会で、キラキラしたものや高層ビルなど目新しいものがたくさんありました。美味しいフルーツや私が事前に食べてみたいと思っていた食べ物もたくさん食べることができました。その一方でベンチ寝ている家のない人やトイレにトイレットペーパーがない、または流せない、水道水が安全でないなどまだまだ進んでいないなと感じる部分がいくつもありました。
たくさんの学びを得ることができた今回の海外派遣で、特に私が感じたことは3つあります。
1つ目は食文化です。日本では1日3食が普通ですが、マレーシアでは毎日5食でした。更に全て外食ということに私の心と体はびっくりしました。そして、マレーシアで有名なココナッツで炊いたご飯も食べました。口に入れるとココナッツの独特な風味がして日本の白米が恋しくなりました。また、私が驚いたことは、ご飯を手で食べることです。事前に調べたときに本に書いてありましたが、最近の子供たちはスプーンやはしも使っていたので手では食べ無いのだと思っていたからです。でも一緒に食事をした際に、みんなとても慣れた手つきで食べており、私たちにやり方を教えてくれました。貴重な体験をすることができました。
2つ目は多民族国家ということです。私達はセントフランシス学院という学校に行きました。そこにはたくさんの人種の人がいましたが、皆はそのことについて気にしていない様子でした。また、日本から来た私たちにもとてもフレンドリーに接してくれて、直ぐに受け入れてくれました。日本の私のクラスには日本人しかいませんが、マレー系やインド系、中国系をはじめとするたくさんの人が普通に教室にいることを私はすごいなと思いました。それは、宗教や肌の色、言語などさまざまな違いをずっと受け入れていたからであり、見習う部分だと思いました。
3つ目はホームステイ先で体験した生活です。まず朝5時15分に起床します。そして、6時に家を出発して朝ご飯を食べに行きます。それから学校に向かい7時前には学校に到着しています。日本とは違い多くの生徒が車で送ってもらっていました。マレーシアの朝はとても暗く夜に起きてしまったのではないかと思うほどでした。学校の朝礼は7時30分からはじまり15時30分には学校が終わります。その後、近くのショッピングモールに子供たちで遊びに行ったり、お母さんが迎えに来て一緒におやつを食べに行ったりしました。それから家に帰ってからシャワーを浴びて、夜ご飯を食べに行きます。夜市に行った日もありました。夜市は日本でいうお祭りのような感じで、とても華やかでキラキラしていました。夜市を歩いて散策する中でたくさんのマレーシアの文化に触れながらお土産を買うことができました。
私は最後のホームステイの夜にホストファミリーに手紙を書きました。素敵な家族に迎え入れてくれてありがとうという感謝の気持ちを込めました。私のホストファミリーは、みんなマレー語で普段話していたので、生活の中で覚えたいくつかのマレー語のことや、私は辛い食べ物が食べれなかったり、量もたくさん食べれなかったので次回マレーシアに来るときは修行してきますと書きました。みんなニコニコしながら喜んでくれたので感謝の気持ちが伝わって良かったなと思いました。
私はマレーシアで多くのことを学び、体験してきました。このような貴重な体験をさせてくれた両親にとても感謝しています。また、私を受け入れてくれた素敵なホストファミリーや私のマレーシアでの生活を更に楽しくしてくれたセントフランシス学院の生徒たち、緊張や不安、楽しみを分かりあってくれた霧島市からの派遣生たちありがとうございました。
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