私は海外に行くのが初めてだったので、色々なものが新鮮に見えました。 中でも、特に私の心に残ったことは3つあります。
まず1つ目は、周りの人たちが優しく接してくれたことです。 私のホストファミリーのセバスチャンは、どこかに場所を移動したり、何かに乗ったりするたびに「Are
you ok?」と聞いてくれたので、すごく安心しました。 そして、ホストマザーには何かお土産として買いたいものはない?と聞かれたので、キーホルダーと答えたら、数十個も買っていただけました。
でも、それだけではなくて、何着かのとても高い服や私の大好きなクロミちゃんのグッズ、様々なマレーシアの食べ物など、本当にたくさんのものをもらいました。
また、ホストファミリーの方々だけでなく、セントフランシス学院の子たちや先生方にも親切にしていただけたので、とても嬉しかったです。
次に2つ目は、英語の大切さです。 私は、小さいころから、外国の方が経営する英会話教室や英語検定などを通じて英語に多く触れてきていました。 さらに、中学校に入ってからは、本格的に文法や会話表現を習うようになり、小さいころとは別の英会話教室で海外の先生方と英語で話すようにもなりました。
そのため、マレーシアに行く前は、今までの経験を活かせばたくさん話すことができるかなとずっとわくわくしていました。 しかし、いざホストファミリーと会ってみると、まず何を話されているのかも分からず、これから上手くやっていけないかもしれないと、すごく心配になりました。
それでも聞き返したり、ゆっくり話してもらったりして、次第に理解できるようになりました。 すると今度は、何と答えたら良いのかが分からなくなってしまい、自分が今から話そうとしている英語の文法は正しいのか、自分の発音で伝わるのか、と考えれば考えるほど不安が大きくなって、ほとんど短い返事になってしまいました。
ですが、周りの方々が親切だったので、だんだんと慣れてきて、後半は楽しみながら受け答えできるようになりました。 今度は、もっとたくさん自分のことを話せるようになりたいです。
そして3つ目は、マレーシアの文化です。 食事の面では、「この料理は混ぜて食べないといけないよ。」と教えてもらったり、箸などを使わずに手で食べたりと初めてのことばかりでした。 また、寿司屋に連れて行ってもらったのですが、日本のものとは味もメニューも、全く違って、驚かされるばかりでした。 生活の面では、日曜日の朝に教会に一緒に行き、お祈りに参列させていただきました。 みんなで歌を歌ったり、お賽銭をしたり、分からないことだらけで困惑しましたが、新鮮な気持ちになりました。 お手洗いは、先に紙を取る、日本とは反対向きに座るなど、気を抜いたら忘れてしまうほど全く異なるもので、お風呂は、湯船に浸かるということがなく、お手洗いと同じ部屋で、これもまた温泉が有名な日本では考えられないような違いでした。 特に私が驚いたのは、マレーシアの家の大きさです。 どの家も、私が普段街中で見る日本の家より大きくて、しかも、中を案内してもらったのですが、家の中に本格的なドラムがあったり、学校でつくったという工作は、思わず本物かと思ってしまうような出来栄えの銃だったりと、やっぱり細かいところまで違うなと思わされました。
このように、私の日本での食事や生活とは大きく異なっていたので、知らなかった世界を知ることができて、とても嬉しかったです。 今回のマレーシアへの研修を通して、私が今まで日本で見ていた世界はほんの一部だったなとよく感じました。
とても楽しくて、また外国に行ってみたくなったので、これからも英語の勉強を一生懸命して、コミュニケーションの輪を広げていきたいです。
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