私はこの夏、「異文化にふれ自分の視野を広げたい」、「日本を客観的に外から見たい」と思い、霧島市の青少年海外派遣事業でマレーシアに行きました。
マレーシアには、1週間滞在しており、そのうちの4日間はSFIに通う中学生の生徒の家にホームスティしました。その間、私もホストと一緒にSFIに行き、授業体験やマレーシアの生徒と交流をしました。
交流会では、日本の学生からのパフォーマンスを披露する場があり、私は小学生の頃から習っているフラダンスを踊りました。私は、何事にも挑戦しようと思い、踊ることを決めました。踊る直前になると自分の心臓の音が聞こえるぐらいドキドキしましたが、音楽が流れると、自然に体が動いていつも以上のパフォーマンスが出来ました。そして、踊り終わった後の、みんなの拍手を聞いたときの感動や達成感は、一生忘れないと思います。
私は、今回の海外派遣やホームステイで日本との違いを常に感じて過ごしてきました。その違いの例を3点あげます。
1つ目は、トイレについてです。マレーシアのトイレは床が水浸しで、トイレットペーパーを便器に流さず、備え付けのゴミ箱に捨てる所がとても印象的でした。私は、今まで日本のトイレしか使ったことがなく、環境の違いをとても感じました。それと同時に、自分にとっての「当たり前」が当たり前じゃないことに気づき、自分が今までいかに恵まれていたかを自覚しました。
2つ目は、現地の人についてです。マレーシアの人々はフレンドリーでおおらかです。私のホストファミリーは、初めて会った時、私が緊張していることに気づいて沢山話しかけてくれ、一緒に買い物に行った際に伝統服をプレゼントしてくれてとても嬉しかったです。また、マレーシアでは、ベジタリアンに対する理解と対応がしっかりされており、驚きました。お別れ会で食事会があった際、ベジタリアン用の料理も出されており、日本では、ベジタリアンやビーガンに対する認識や配慮が徐々に進んでいますが、まだ一般的には広まっていないため、すごく感動しました。
3つ目は、どこにでも野良犬がいることです。私が、ホストとマレーシアの友達とサッカーをするために公園に向かっている途中、野良犬に会いました。すると、私のホストが「デンジャラス」と言って一度家に帰ってホストファザーに車で公園まで送ってもらいました。私は野良犬を初めて見たので、すごく驚きました。このことから、日本とマレーシアでは、野良犬の問題に対する状況と対応が異なることがわかりました。
これらの経験から、私は挑戦することの大切さや勇気を持って1歩踏み出すことに価値があると知りました。また、自分の恵まれた環境に感謝しながら、これからも、何事にもチャレンジしていきたいです。
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