私は霧島市国際交流協会青少年海外派遣事業の一人としてマレーシアに行きました。
最初は家族と一週間離れて生活する事も、海外に行く事も初めてで、正直不安の方が大きかったのですが、マレーシアについて調べているうちに、日本とは違う生活や文化を実際に体験したいという気持ちが強くなっていきました。 ソーラン節の練習をしたり、挨拶の文章を考えたり、あっという間に出発の日を迎えました。
マレーシアは多民族国家で、マレー人を中心に中華系やインド系、その他の移民で構成されています。ホストファミリーに連れて行ってもらった屋台では、中華系の屋台には中華系のお客さんが、インド系の屋台にはインド系のお客さんがいました。 様々な言語や文化が複雑に交わり、独自の文化を創ってきたんだなと感じました。 マレーシアの公用語は基本的にマレー語ですが、国民の大多数が英語を話すことができます。独特の訛りや特徴を持つ「マングリッシュ」と呼ばれているマレーシアの英語は、日本人でも聞き取りやすいそうです。
マレーシアの国教はイスラム教です。モスクを見学しましたがとてもカラフルで綺麗でした。女性がスカーフをしていたり、ホテルに礼拝堂があったり日本とは違う個所を見ることができました。
説明会で教えてもらった通り、マレーシアの人々はとても優しく親切でした。セントフランシス学院では、英語が分からない私に日本語で説明してくれる生徒さんがいました。日本語を勉強しているそうでとても助かりました。生徒さんは皆とてもフレンドリーで気さくに話しかけてくれてアニメの話ができました。ホストファミリーの方も同じくとても親切で私の事を気にかけてくれました。色んな所に連れて行ってくれたり、屋台や日本食レストランに連れて行ってくれたり、買い物に連れて行ってくれたり、何も困ることがないよう常に気を遣ってくれていました。 帰国時は、持ちきれないほどのお土産を持たせてくれました。
日本だけだと思っていた、「おもてなしの国」。マレーシアもその国でした。 セントフランシス学院でできた友達やホストファミリーとは今でもたまに連絡を取り合っています。「いつ帰ってくるの?」とメッセージが届いたときは嬉しい気持ちと同時に寂しい気持ちにもなります。
短い期間でしたが、優しいマレーシアの方々のおかげで日本との違いを感じながら生活に溶け込めたのではないかと思います。 少し悔しかったのは、自分の英語がまだまだだという事です。今後もっと英語の勉強を頑張ろうと思います。
今回、派遣事業を計画して下さった霧島市国際交流協会の方々、引率して下さった職員の方々、行かせてくれた両親に心から感謝しています。
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