私はこのプログラムを通して、主に2つの大切なことを学ぶことができた。それはこれから生きていく中で、また、グローバル化する現在でより重要になっていくであろうことである。
1つ目は積極性の大切さだ。このホームステイ期間中は、平日の約7時間は共に渡米した鹿児島の中高生達と一緒に英語の授業を受けていたが、その中で特に感じたことである。授業中にTCが私たちに問いかけをした時、挙手での発表を求められた時、また、授業以外の時間でのTCとのコミュニケーションなど、場面は他にも沢山あるが、積極性を求められることが数多くあった。私たちは、初めはなかなか授業にも積極的ではなく、反応すらもなかった時があるくらいに消極的だったが、アメリカに少しずつ慣れて、みんなとも仲を深められていったことで、日を重ねるごとに徐々に積極性を持って動けるようになっていった。すると、クラスの雰囲気もガラっと変わり、TCとの関係性も上手く築けるようになっていった。その時に、恥ずかしがらずに積極的に自分の意見を言うことの大切さを学ぶことができた。また、ステイしていたホストファミリー宅でも、初めは自分の英語が合っているかという不安から、積極的に会話を持ちかけることが出来ていなかったが、せっかくのネイティブと話せる貴重な機会を大切にしようと思い、1日に最低3つは質問をしてみることで、ホストファミリーとの会話が増え、お互いを理解し、より絆を深めることができた。その時にも間違いを恐れずに積極的に動いてみることの大切さを学ぶことができた。
2つ目は、多様性の素晴らしさだ。様々な人種の人が共に生活するアメリカだからこそ学べた、大切なことだと思う。現地の人々は、互いの国の言語や文化を尊重しようとする気持ちが強く、人種に関係なく仲良くしようとしている姿を見て、多国籍の素晴らしさや互いを理解しようとする心の素晴らしさを知ることができた。それはグローバル化が進む現在においても大変重要なことであり、もっとこの多国籍国家について学んでいくことが日本や世界の未来に繋がるのではないかと思った。
私は他にもこの約1ヶ月間のアメリカ生活で、自分の将来において大切なことを沢山学ぶことができた。それは、学べた私たちが周りに伝えていくことや動いていくことで意味のあるものになってくるのだと思う。だからこの貴重な経験を沢山の人に話していきたい。また、最後になってしまったが、このプログラムを動かしてくださった南日本カルチャーセンターの皆様や、多大なる支援をしてくださった霧島市の方々、参加させてくれた親にも感謝を伝えたい。私がこの夏にこのような貴重な経験をすることができたのも、多くの人からのサポートがあってのことだ。その恩返しとして、これからの日本や世界のためにできることを考えて行動していきたい。この夏は、私にとって間違いなく今までで1番充実したものとなった。
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