私は友達がホームステイに行こうかなと思っているということを聞いて、じゃあ私も行ってみようかなと軽い気持ちで応募しました。
小学生低学年の時から英語を習っていて、今では英語が一番好きで得意だと言える唯一の教科でいつかアメリカに行ってみたいなとずっと思っていたけど、高校生で行くことは考えていなかったです。
アメリカに行けると決まった時も嬉しさ半分実感があまり湧かなかったのを覚えています。期末テストもクラスマッチも終わって七月下旬、友達と「あと何日でアメリカだね」と言っているうちにアメリカに行く日が来ました。鹿児島から福岡に向かうバスの中で少し不安になったけれどアメリカに行ける楽しみの方が大きかったです。
長いフライトを終え、アメリカに着いたとき目に見えるもの、聞こえてくる声が全部英語ですごくワクワクしました。空港を出てバスで移動しているときに目に映るアメリカの街並みや車、右側通行の道路が新鮮で窓から目が離せなかったです。二時間くらいバスに乗りホストファミリーの待つオークハーバーに着きました。私は二人でホームステイだったので一緒にホストファミリーを探していると私たちの名前が書かれたTシャツを見つけました。歓迎されているのが分かりとても嬉しかったです。初めてのアメリカでの食事はハンバーガーでした。そこでホストファミリーに英語で何か言われたけれど聞き取れなくて自分が思っていたのと違ったので急に怖くなりました。
次の日学校で私たちはお互いのホストファミリーの事を話しました。すでにホームシックになっている子もいました。平日の午前の授業では高校ではできないようなアメリカの子供がする遊び、スキットなどをして楽しみました。午後は歩いて近くの老人ホームや学童など色々なところへ行きました。毎週火曜日はシアトルへ行き観光名所を巡って買い物をしました。
平日の午後で中でも思い出に残っていることはオークハーバーのおしゃれなダウンタウンに行ったことです。そこでは街の人に自分から質問するという活動をしました。街の人はみんな優しくて分かりやすく笑顔で答えてくれたのでとても楽しかったです。この日から英語でホストファミリーと話すことに不安がなくなり自分から質問したり、休日にこれしてみたいなど言えるようになりました。始めは伝わらないことを恐れていたけれど知っている単語を言うだけでもホストファミリーは分かろうとしてくれたので会話をすることが楽しかったです。
あっという間に一か月が過ぎホストファミリーとお別れの日がやってきて寂しかったけれど、日本からも連絡はいつでも取れるのでまた会える日まで英語をもっと勉強します。
今回ホームステイをさせてくれた家族やボランティアで私を受け入れてくれたホストファミリー、支援をしてくださった霧島市などの方々などにとても感謝しています。この夏に経験したことはこれから先の人生に大きな何かをくれました。高校生のうちにホームステイが出来て本当に良かったと思います。
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